大工さんのこだわり

社員紹介のところで紹介している棟梁に話を聞きました。

ほんっとに生真面目で堅物ですが、だからこそ仕事に対するこだわりが素晴らしいんです。


20年後を見据えた大工さんのこだわり

大工の仕事といえば現場で木を使って骨組みをつくったり、外壁や屋根の下地や、床・壁・天井の下地を作る仕事です。どれも大事な仕事ですが、将来のことを考えると下地処理や骨組みなど見えない部分、隠れるところをいかにしっかり仕上げるかが最も大切になってきます。

長い時間のなかで、どうしても熱や湿気、重量の負荷などで隠れたところで動いてしまう部分が出てきます。僕たちは、ただ品物を取り付けるだけでなく、それを見据えて施工しています。

例えば下地部分が動いてクロスが歪む可能性があると想定されるところは、通常30cmのピッチで釘打ちするところを15cmにしたり、ベランダのFRP防水の場合は根太の勾配を見てしなる可能性があるところには1本余分に入れたりします。

こういうことは設計図書や矩計図にはなく、大工の感覚で仕上げていきます。当然、公的検査も関係ない部分なので、例えば工期を短くされたり、安く抑えられたりすると、僕なら30cmのピッチで釘打ちするところを90cmのピッチで釘打ちする業者もあるかもしれない。だってそうすれば時間も材料費も省けるから。ただ建てればいいのなら、それでいいのかもしれない。でもそれでは丈夫な家はできない。10年・20年経ったときに、不具合が出て手が付けられないような、そんな家は僕は建てたくないし、頼まれても断ってしまうと思います。だから時間がかかって1年間に建てられる棟数はわずかなものになってしまいますけど。

時間がたてば必ず不具合がでるのは仕方がない、でも20年経っても最初の下地処理を間違いない状態にしていれば歪みも少なくなる、高い買い物だからお客様の家を大切に組み立てていきたいというのが僕の仕事でありこだわりです。



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